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品川シーズンテラス-霧のアート(NAGI)-

品川シーズンテラスは「光」「風」「水」「緑」の自然エネルギーを活用する仕組みを随所に盛り込み、国内最高レベルの環境性能設備を備えています。利用者にもそれらを感じてもらえるよう、施設内には自然や環境を視覚化する様々な仕掛けが施されています。

「風の道」にもなっている3.5ヘクタールの広大な緑地の一角では、風に舞う「霧の彫刻」を体験することができます。

大気彫刻とも呼べるこの作品は,広場を吹き抜ける風を捉えて刻一刻と無限に変化し、人びとを包み込み、肌に優しく触れて五感に働きかけてくるでしょう

霧は毎正時ごとに15分間発生し、風速8メートルを越えると霧の発生が止まるようにプログラムされています。

この作品を制作した中谷芙二子氏は、1970年大阪国際万博のペプシ館で「霧の彫刻」を初めて発表して以来、人工霧による環境的な作品を世界各地で手がけています。

中谷氏は、この作品にについて、次のように話しています。

「過去100年足らずのうちに、地球環境は想像を絶する変化を遂げました。万葉の時代には、人は霧を大気の息吹と呼んで、生命の根源として詩にも詠んでいます。現代人は、霧を体験することによって何を感じるでしょうか。

人々がナマの自然に触れて五感を解放し、人それぞれにイマジネーションをふくらませて眠っている感性を呼び覚ます。その感触を楽しんでほしいです。